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北海道で口琴世界大会 アイヌの楽器伝わる阿寒

2025/10/24 11:19

 口琴の国際大会の開会式で演奏する奏者=24日午前、北海道釧路市の阿寒湖アイヌコタン

 口に当てて弁を振動させ、口の中の共鳴で「ビョン」という音を響かせる口琴の奏者が世界中から集まる国際大会が24日、北海道釧路市の阿寒湖温泉にあるアイヌコタン(集落)で始まった。26日まで。阿寒を拠点に活動するアイヌ民族の伝統的な口琴「ムックリ」の奏者が長年大会に参加していた縁で、阿寒での開催が決まった。

 世界約25カ国の奏者や研究者ら約150人の参加が予定され、合奏したり、口琴の製作や演奏のワークショップを開いたりする。

 今回が10回目で、1984年に米国で第1回大会が開かれて以降、東アジアでの開催は初。

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