立憲民主党新潟県連は1日の常任幹事会で、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡り声明をまとめた。「県民合意を得ないままでの再稼働は認められない」としている。花角英世知事が判断後、県議会の議決を基に再稼働を進めるなどと取り沙汰されており、声明では知事に適切な対応を強く求めた。
会合後、取材に応じた県連代表の西村智奈美衆院議員は、知事自身が県民の信を問うと発言する中で「問い方について、県議会で議決できるのか疑問がある」と懸念を示した。
県関係者の間では一時、2026年6月の任期満了に伴う知事選で、再稼働の是非を争点として花角知事が3選を目指すとの臆測が広まった。一方で最近は、県内首長や地元経済団体から県議会での決着を求める声が相次いでいた。
花角知事は今後、再稼働の是非を判断し、県民の意思を確認すると表明しているが、時期や手法は明らかにしていない。
