黄川田仁志沖縄北方担当相は8日、北海道根室市の納沙布岬から対岸の北方領土である歯舞群島などを視察した際、記者団に対し「一番やっぱり外国に近い」と感想を述べた。北方領土をロシア領と認めたと受け取られかねない発言。その後、元島民らとの懇談で「誤解を与えたとするならば、今後はちゃんと注意しながら閣僚として責任ある言葉を発していきたい」と釈明した。
元島民らに対し、自身の発言について「北方領土が目に見えるような活動が大切だという趣旨で話した」と強調。視察に同行していた石垣雅敏根室市長から「根室市は海外へのゲートウエーだ」との説明を受けていたとして「話の延長線上で答えた」とした。
