【シドニー共同】世界初の16歳未満の交流サイト(SNS)利用を禁止する法律がオーストラリアで来月10日に施行されるまで1カ月を切った。政府は規制に自信を見せるが、SNS運営企業に課せられた年齢確認などの「抜け穴」を探る動きもあり、実効性には疑問が残る。専門家はSNS利用を巡る教育がないままでは成功しないと警鐘を鳴らす。
SNS上でのいじめを苦に自殺したり、トラブルに巻き込まれたりする子どもが続出する中、昨年12月、禁止法が成立した。施行後、SNS運営企業は国内の16歳未満によるSNS利用や新規アカウント作成を阻むことが義務付けられる。
