【ソウル共同】10月末に行われた米韓首脳会談の成果文書の公表が遅れている。安全保障分野を中心に文言調整が米側で続いているためとみられ、会談から既に10日以上が経過した。当初、数日中に公表するとしていた韓国政府の説明との食い違いから、詳細を詰めないまま見切り発車で合意を発表したと批判の声も上がっている。
韓国政府は10月29日の会談直後、関税や安全保障分野で合意したと発表した。大統領府の金容範政策室長は、原子力分野の協力など追加の内容も含めた文書「ファクトシート」を「2~3日で発出する」と発言。韓国メディアによると、その後、今月4日の公表が有力視されたが、米側が延期を通知した。
