サッカーJ2いわきFCなどでアスリートの走りを専門に指導するスプリントコーチの秋本真吾さん(43)=大熊町出身=は、スプリントコーチを養成する新たなプロジェクトを始める。秋本さんが講師となり指導者を育成する取り組みで、来年3月に本格始動する予定だ。秋本さんは「これまでの経験の全てを指導者養成に注ぎ込む」と意気込んでいる。
プロジェクト名は「SPRINT COACH PROJECT(スプリントコーチプロジェクト)」。月1回のオンライン指導で必要な知識や技術を伝える。一度に5人程度の受講生を受け付け、3カ月で指導者としての独り立ちを目指す。
秋本さんは400メートル障害の元陸上選手。現役引退後に「スプリントコーチ」の肩書きで、サッカーや野球をはじめとした異種競技でプロアスリートや学生に指導してきた。いわきFCでは2022年から指導する。
いわきFCでの実績もあり、全国から多くの指導依頼が秋本さんに寄せられている。今後は同プロジェクトを通じて、走りの指導をスポーツ界に広く行き届かせることを目指す考えだ。秋本さんは「スプリントコーチが、全てのスポーツチームに存在する未来をつくりたい」と話した。
本格始動に先立つキックオフイベントが12月20日、東京都で開催される。イベントの詳細や参加申し込みは同プロジェクトのウェブサイトへ。
