大玉村の高島邦雄さん(35)は岩代大山郵便局長を務める傍ら、バルーンアーティストとして活動している。「仕事やバルーンアートを通して、子どもから高齢者まで日常を楽しく快適に過ごしてもらいたい」。業務と活動を通して、笑顔あふれる地域づくりに取り組んでいる。
高島さんは2016年ごろから、独学でバルーンアートを始めた。当初は家族に作品を披露する程度だったが、来局者とコミュニケーションを深めるため、17年ごろから窓口で来局者に作品のプレゼントを始めた。「バルーンアートでお客さまも笑顔になり、緊張がほどけたようで、会話も弾んだ」と振り返る。
高島さんは23年に岩代大山郵便局長に就任した。業務で村民と関わる中で「郵便局をさらに身近に感じてもらうため、地域貢献に力を入れたい」とバルーンアーティストの活動を始めた。活動は年間7回ほどで、地域の祭りや放課後子ども教室などで来場者に作品をプレゼントしたり、作品の作り方を教えたりしている。高島さんは「これからも仕事と活動を両立し、一人でも多くの村民が笑顔になれるように取り組んでいきたい」と笑顔を見せた。
