【ロサンゼルス共同】来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希のドジャース勢が名前を連ねるかに注目が集まっている。2連覇を狙う日本には大きな戦力となる3人だが、今年は東京で他球団より早い開幕を迎え、ワールドシリーズ(WS)まで長いシーズンを戦っており、球団側はWBC参加の可否を慎重に判断する方針だ。
大谷は最優秀選手(MVP)受賞後の13日の電話会見で、WBC出場について「連絡を待っている段階」と述べるにとどめた。今季は2度目の右肘手術から投手に復帰し、徐々に球数を増やしたが、来季は「頭からいくつもり」と、開幕から投打「二刀流」全開で臨む意欲も口にした。
大谷はWBCを制した2023年に右肘を負傷した。大会は本来なら調整段階の時期に行われる。出場するなら一定程度仕上がりを早める必要があり、3月前半からの強度の高い投球は故障リスクも伴うため、打者のみの出場や投球に制限が付く可能性も考えられる。
