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新潟知事、福島第1を視察 柏崎刈羽原発再稼働巡り

2025/11/18 10:20

 東京電力廃炉資料館に到着し、小早川智明社長(左)の出迎えを受ける新潟県の花角英世知事=18日午前、福島県富岡町

 新潟県の花角英世知事は18日、東京電力柏崎刈羽原発(同県)の再稼働を巡り、東電福島第1原発を視察する。花角氏は2018年6月の知事就任以降、初の視察となる。視察前、原発事故の教訓や廃炉現場の姿を伝える東電廃炉資料館(福島県富岡町)に立ち寄り、東電ホールディングスの小早川智明社長らの案内で館内を見て回った。

 福島第1原発は11年3月に事故を起こし、現在は廃炉作業が進められている。花角氏は12日の定例記者会見で、福島県の復興状況や帰還困難区域などを確認するとし「最終的な判断をする上でこれまで起きたことを整理したい」と述べていた。

 柏崎刈羽原発の再稼働は地元同意が焦点。花角氏が県民の意向を見極める材料に挙げた県内全30市町村長との懇談会と、県民から意見を聞く公聴会は8月に終了。今月11日までに県民意識調査の結果も出そろった。県関係者によると、花角氏は月内にも再稼働の是非について判断する見通し。

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