北海道苫前町で今夏以降、巨大なヒグマが出没し、住民が不安を募らせている。400キロぐらいの雄で、町猟友会は箱わなにシカ肉を入れておびき寄せ、駆除を試みているが、わなを倒してこぼれた肉を食べるような様子がカメラで確認されるなど難航している。
苫前町猟友会会長の林豊行さん(76)によると、巨大ヒグマは今夏から町内で複数回確認され、大きさなどから同一個体とみられる。これまでにけが人はいないが、牛の飼料「デントコーン」が食い荒らされる被害が出ている。
今月11日には箱わな付近を歩く様子がカメラに記録された。
