大阪府警元警視「パパ活」認める　わいせつ罪、拘禁２年求刑

　デートの見返りに金銭を受け取る「パパ活」で出会った１６歳未満の少女２人の体を触ったとして、不同意わいせつ罪に問われた大阪府警生活安全部の元警視辻本浩嗣被告（５４）は２１日、大阪地裁（御山真理子裁判官）で開かれた初公判で「間違いない」と起訴内容を認めた。検察側は拘禁刑２年を求刑し、即日結審した。判決は１２月１７日。

　府警によると、生活安全部は少年事件やサイバー事件の他、子どもを性犯罪から守る取り組みをしている。

　公判で検察側は、未成年者を指導する立場だった被告が、被害者の判断力が未熟であることにつけ込んだとして「犯行は悪質だ」と指摘。弁護側は、示談が成立しているなどとして執行猶予付き判決を求めた。