途上国債務問題解決へ「行動を」　Ｇ２０首脳に国連総長訴え

　【ヨハネスブルク共同】２２、２３日に開かれる２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議出席のため、南アフリカ・ヨハネスブルクを訪れている国連のグテレス事務総長が２１日、記者会見した。途上国債務問題の解決に向け「Ｇ２０の指導者たちはリーダーシップを発揮して行動すべきだ」と訴えた。

　南アはアフリカ初のＧ２０議長国。アフリカ開発銀行によると、２０２３年末時点のアフリカ各国の対外債務は計１兆１５００億ドル（約１８０兆円）以上。新型コロナウイルス禍に伴う支出増などが背景で、発展の重しになっている。

　グテレス氏は、民間資金の活用などを進め、途上国の「債務を軽減すべきだ」と強調した。