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車中泊のデジタル技術検証 熊本地震10年を前に初実験

2025/11/22 18:57

 車中泊避難の実証実験で、スマートフォンを使って受け付けをする参加者=22日午後、熊本市

 熊本市は22日、車中泊避難マニュアルの年度内の完成を目指し、職員らが実際に車中泊をする実証実験を初めて行った。車中泊避難所の運営や避難者の情報収集を、デジタルで手がけるシステムを試行して課題を検証した。前震と本震で2度の震度7を観測した2016年の熊本地震では、余震への懸念などから車中避難者が相次いだ。

 防災関連企業や崇城大(同市)と共同で実施。参加者約50人が、避難者情報を紙に記入するグループと、崇城大研究室などが作成したシステムでスマートフォンを活用するグループに分かれ、登録した。システムを活用したグループには、食事の配布といった連絡がスマホのショートメッセージで来る仕組みだ。

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