石川県、水道基本料の無償化検討　２カ月分、物価高対策で

　石川県が、県内の一般家庭向けの水道基本料金を２カ月分、無償化する事業を検討していることが２２日、分かった。長引く物価高に伴う家計負担を軽減させる狙い。１２月に開会予定の県議会に、関連経費として約１７億円を盛り込んだ補正予算案を提出する方針だ。

　都道府県単位での水道基本料金の無償化は、東京都で今年の夏に一般家庭向けに４カ月無償化した例がある。

　関係者によると、水道事業を担う各自治体が一般家庭を対象として、原則、来年２月と３月の２カ月を無償化できるようにする。

　基本料金の額は市町ごとに異なる。今回の事業では、基本料金とは別に使用量に応じて上乗せされている分は減免されないという。