大阪府羽曳野市は1日、聴覚障害者ら計約90人分の個人情報が登録された業務用のスマートフォン1台とタブレット端末1台を紛失したと明らかにした。外部への情報流出は確認されておらず、市は窃盗の疑いもあるとして羽曳野署に被害届を出す。
市によると、スマホには約80人分、タブレット端末には約10人分の聴覚障害者らの氏名、電話番号、メールアドレスを登録していた。スマホは回線を停止させ、タブレットは遠隔でロックした。
先月27日の日中、二つの端末を主に手話通訳担当の職員が使い、夕方の退勤時に市役所担当課内のキャビネットに返却。他の職員が夜、キャビネットを施錠して帰宅した。翌朝登庁した職員が紛失に気づいた。
