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青森の元病院長、有罪確定 殺人隠蔽事件、上訴権を放棄

2025/12/01 17:46

 有罪判決を受け、青森地裁を後にする石山隆被告(中央)=11月

 青森県八戸市の「みちのく記念病院」で2023年、入院患者間の殺人事件を隠蔽したとして、犯人隠避罪に問われた元病院長石山隆被告(62)を懲役1年6月、執行猶予3年とした青森地裁の判決が1日、確定した。被告側と青森地検の双方が上訴権を放棄した。地裁への取材で分かった。

 判決によると23年3月12~13日、入院中の男=殺人罪で懲役17年が確定=が同室の男性に暴行を加え殺害したのを知りながら、男性の主治医だった弟の哲被告(61)=犯人隠避罪で起訴=と共謀し、適切な死体検案をせず、虚偽の死亡診断書を遺族に渡すなどして事件を隠した。

 哲被告の公判期日は決まっていない。

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