過去最悪の被害額を更新している特殊詐欺を防ぐため、警視庁は1日、詐欺に多用される国際電話のブロック機能を、同庁開発の防犯アプリ「デジポリス」に搭載した。スマートフォンにアプリを入れて機能を有効にすれば、スマホ内に登録のない国際電話や、同庁が詐欺への悪用を確認した番号を着信拒否できる。
誰でも利用可能で、同庁は「電話に出ないことが一番の対策」として活用を呼びかけている。
警視庁によると、詐欺に利用されるのは米国やカナダの識別番号「+1」などから始まる番号が多い。今年1~10月末に詐欺目的で資産状況などを尋ねる「アポ電」の約8割で国際電話が利用された。
