広陵高(広島市)の野球部で1月、上級生が下級生に暴力を振るった問題で、広島県警が暴行容疑で関与した3年の部員2人を書類送検したことが1日分かった。学校が明らかにした。下級生側が被害届を出していた。少年法の規定により、検察から送致された家裁が処分を検討。県警は厳しい処分を求める意見は付けなかったとみられる。
2人の書類送検容疑は1月、高校内の寮で当時1年生だった部員を暴行した疑い。被害生徒は転校した。
学校は3月、日本高野連から厳重注意を受けた。8月の甲子園大会直前にSNSで拡散し、誹謗中傷や爆破予告があったとして、1回戦勝利後に出場辞退を表明した。第三者委員会を設置し、暴力問題の調査を進めている。
