米俳優トム・クルーズが7日、都内で行われた記者会見に出席し、主演映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』について語るとともに、自身のキャリアを振り返り、映画への深い愛情と情熱をあふれる言葉で語った。
【画像】そのほかの来日記者会見時の写真
今回の来日は3年ぶり、通算25回目。前日の6日には、雨が降るなか東京都庁都民広場で開催されたジャパンプレミアのレッドカーペットイベントに登場。約1000人のファンに向けて3時間にわたるファンサービスを行った。親日家として知られる彼らしく、「本当にとても特別なひとときでした」と笑顔を見せた。
ワールドツアーのスタート地となった東京。イベント後、都内の劇場で行われたプレミア上映を、トムも観客とともに鑑賞。上映終了後には、日本では珍しいスタンディングオベーションが巻き起こったという。
トムは、「クリストファー・マッカリー(監督)と私は、『デッドレコニング』『ファイナル・レコニング』、そして『トップガン マーヴェリック』を7年かけて共に制作してきました。完成までに多くの時間と労力が必要でしたが、だからこそ昨夜の上映は私たちにとっても特別な夜でした。観客と一緒に映画を観て、その反応を直接感じることができたことに感動しました」と振り返った。
続けて、「映画への情熱と愛――それこそが私の原動力です。夢を持ち、それを叶えるために行動する。それが私の信念です」と語り、共に来日したマッカリー監督やキャスト、観客への感謝を繰り返した。
「私たちの映画はすべて観客の皆さんのためにあります。作品が受け入れられることが私たちの夢です。笑顔を届け、心を明るくし、まるで別世界に旅したような気持ちにさせたい。きのうの夜のことは、一生忘れません。日本の観客の皆さん、本当にありがとうございました」と小さく何度もお辞儀した。
また、シリーズ1作目から29年も続く『ミッション:インポッシブル』シリーズが彼にとって特別な理由として、「この作品は私にとって初めてプロデュースを手がけた映画であり、動きの探求や異文化の表現を追求できる場でもあります。スタントを通じて自分を試し、学び、成長することができるのです」と語った。さらに、「リーダーシップとは奉仕することだと考えています。常に学び続け、同時に周囲に教える姿勢を忘れないことが大切です」と、真摯(しんし)なプロデューサー哲学をにじませた。
トムは「映画制作はもはや仕事ではなく、自分そのものです」と断言。幼少期からの夢であった映画作りや冒険への強い憧れを明かし、「4歳のときに映画を作りたいと思い、世界を旅し、さまざまな文化に触れたいと願いました。飛行機を操縦し、パラシュートを使い、バイクや車を運転し、さらには武士の剣術まで学びたいと思ったのです。そうした夢のすべてが、創造というかたちで映画に込められています」と語った。
そして、「日々の撮影現場でも常に観客の笑顔を思い浮かべながら取り組んでいます。それこそが私の最大の喜びであり、人生そのものです」と力を込めた。
会見には、トム、マッカリー監督のほか、サイモン・ペッグ(ベンジー役)、ヘイリー・アトウェル(グレース役)、ポム・クレメンティエフ(パリス役)、グレッグ・ターザン・デイヴィス(ドガ役)も出席した。
なお、今月23日の日米同時公開予定の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、17日から22日まで6日間の先行上映が決定。詳細は各劇場の公式サイトなどで確認できる。
トム・クルーズ、3年ぶりの来日会見で映画人生を語る「それは私そのもの」
2025/05/08 06:34
- 映画
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