劇団四季は14日、公式サイトを通じて同劇団創立メンバーの一人、吉井澄雄(よしい・すみお)さんが2日に、老衰により亡くなったことを発表した。92歳。
【報告】舞台照明家・吉井澄雄さん、死去
同サイトでは、「【追悼】吉井澄雄さん(照明家・劇団四季創立メンバー)」と題し、「劇団四季の創立メンバーの一人、吉井 澄雄(よしい すみお)が2025年7月2日、老衰により逝去いたしましたのでお知らせ申し上げます。享年92歳でした」と報告。「葬儀につきましては親族のみで執り行い、後日、自由劇場にてお別れの会を実施させていただく予定です。詳細につきましては、決まり次第当ウェブサイトにてお知らせいたします」と伝えた。
また同サイトでは、吉井さんのこれまでの実績を振り返りつつ、「劇作家や演出家にくらべ、スポットライトがあたる機会の少ない照明家という仕事。しかし、〈光〉と〈時間〉を自由に操作できる存在として、実は舞台芸術において非常に重要な役割を担っていることを後世に示し、照明家の第一人者としてその分野を目指すひとたちの道筋を照らした吉井さん。創立メンバーのおひとりとして四季の活動をいつも見守ってくださいました。劇団員一同、心より感謝と哀悼の意を表し、安らかなお眠りをお祈り申し上げます」と、その功績を称え、結んだ。
吉井さんは、1933年1月24日生まれ、東京都出身。53年、東京学芸大学在学中に、浅利慶太さん(2018年死去)、日下武史さん(2017年死去)らとともに劇団四季の創立に参加。以来、演劇、オペラ、ミュージカル、舞踊と幅広い分野で、照明デザインの第一人者として活躍し、1500を超える舞台を手掛けた。四季での活動においても、創立第1回公演『アルデール又は聖女』を皮切りに、『間奏曲』『ひばり』『オンディーヌ』『はだかの王様』『夢から醒めた夢』など、多くの舞台を担当。64年からは日生劇場と二期会を中心に、モーツァルトとワーグナーのほとんど全作品を担当し、日本のオペラ照明の技法を確立した。
■吉井澄雄さん主な作品
『アルデール又は聖女』(1954)
『間奏曲』(1954)
『ひかりごけ』(1955)
『ひばり』(1957)
『オンディーヌ』(1958)
『はだかの王様』(1964)
『ウェストサイド物語』(1974)
『夢から醒めた夢』(1987)
『思い出を売る男』(1992)
『鹿鳴館』(2006)
舞台照明家・吉井澄雄さん、死去 92歳 劇団四季創立メンバー
2025/07/14 19:19
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