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ATEEZ、1年7ヶ月ぶり日本公演完走 さらなる飛躍に決意も「次のステップのためにもっと頑張ります」

2025/10/23 22:00

  • 音楽
『ATEEZ 2025 WORLD TOUR [IN YOUR FANTASY] IN JAPAN』より

 韓国の8人組ボーイズグループ・ATEEZ(エイティーズ)が23日、兵庫・GLION ARENA KOBEでワールドツアーの日本公演『ATEEZ 2025 WORLD TOUR [IN YOUR FANTASY] IN JAPAN』最終公演を開催。約1年7ヶ月ぶりとなる日本公演を完走した。オリコンニュースでは、9月15日に開催された埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演の模様をレポートする。

【ライブ写真】それぞれの魅力を放ち…ソロステージ中のATEEZ

 今回は、日本ツアーでは初めてとなる生バンドを引き連れてのパフォーマンスとなる。バンドが重低音を鳴り響かせる中、1曲目「BOUNCY(K-HOT CHILLI PEPPERS)」がスタート。ATINY(ファンネーム)から歓声が上がると、MINGIとSANが「OK!埼玉!Make some noise!」と煽り、公演が開幕した。

 MCでは、SEONGHWAがツアータイトル『IN YOUR FANTASY』について「みなさんが描くファンタジーのすべてを叶えるような公演を準備しました。一瞬も見逃さないで、僕たちに集中してくださいね」と語った。続けてMINGIが「声がちょっと小さいな」と盛り上げると、「Man on Fire」へ。8人が横一列でテーブルについてスタートすると、妖艶さと狂気が入り混じるパフォーマンスを披露した。

 同ツアーでは、メンバーソロ曲のステージが初めてセットリストに加わり、新たな一面を見せた。YUNHOのソロステージ「Slide to me」では、80年代R&Bを彷彿(ほうふつ)とさせるトラックに乗せ、床に膝をつくダンスや口元をぬぐって不敵な笑みを浮かべるYUNHOの姿に会場から歓声が上がった。続いて、SEONGHWA「Skin」では、美しいファルセットを響かせて魅了。終盤では、ダンサーにジャケットを脱がされてシルバーチェーンのハーネスだけになって踊り狂う脱皮をした蛇のような姿を見せた。

 花道から登場したYEOSANGは、腹筋が露わになった衣装で「Legacy」を披露。歌詞に合わせて真っ青な世界が真っ赤に染まる演出で客席の視線を奪いながら、冷たい世界から立ち上がろうとする静かなる闘志を全身で表現。発煙筒を高く掲げた。WOOYOUNGは、ハンドマイクで「Sagittarius」を歌唱。ATINYへの思いをやさしさがにじむ歌声に乗せて届けた。

 JONGHOは、アカペラで「心 君に届く場所へ行こう」、日本語で「To be your light」を披露。サプライズに観客が大きな歓声を送ると、あたたかく力強い歌声で魅了した。口から煙を吐き出したSANは「Creep」をパフォーマンス。妖艶なステージに会場は悲鳴に包まれた。

 HONGJOONGのステージには、DJセットが用意された。瞬く間に会場を巨大なクラブに変え、途中で客席に降りる場面も。会場を巻き込んで盛り上がった。MINGIは、メインステージの上段から降臨。「AUTOBAHN」を情熱的に歌い上げ、「みなさん、歌って! 踊って!」のシャウトからヘヴィな「ROAR」へ。トラックが終わっても客席とのコール&レスポンスが止まらなかった。

 ATEEZは、メンバーそれぞれの個性あふれる表現力を発揮したほか、名曲にも磨きをかけたステージを2時間45分にわたって披露。華やかで爆発的なステージで魅了した。

 アンコールでは、メンバーがATINY に感謝を伝える場面も。HONGJOONG は「7年前は想像もできなかったけど、こうして埼玉で3日間公演ができることが光栄で、感謝でいっぱいの3日間でした。こうした愛が当たり前ではなく、ATEEZとATINYにとってどんな意味を持つのかよくわかっています」と伝え、「次のステップのために僕がもっと頑張ります。愛しています」と決意をにじませた。

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