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10周年の『鉄血のオルフェンズ』で舞台あいさつ 梅原裕一郎はさわやかに たくみ靖明は熱く、村田太志は“流星号”に 田村睦心は涙も

2025/11/10 14:14

  • アニメ
10周年の『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』映画の舞台あいさつより (C)創通・サンライズ

 声優の梅原裕一郎、たくみ靖明、村田太志、田村睦心が5日に都内で行われた特別編集版『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント -小さな挑戦者の軌跡-』、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』10周年記念新作短編「幕間の楔」の舞台あいさつに登壇した。

【動画】10周年の『鉄血のオルフェンズ』で舞台あいさつ キャストたちがわちゃわちゃトーク

 登壇したのは、『鉄血のオルフェンズ』よりユージン・セブンスターク役の梅原、昭弘・アルトランド役のたくみ、ノルバ・シノ役の村田、ライド・マッス役の田村の4人。約10年の時を経て再び集った“鉄華団”の面々が、熱いトークを繰り広げた。

 この日の司会を務めたのは、昭弘役のたくみ。登場するなり「トーク付き、筋トレ付き!上映会第1弾にご来場いただきまして誠にありがとうございます!」と元気いっぱいにあいさつ。昭弘のイメージにもある“筋トレ”にも触れつつ、会場を早々に笑いに包んだ。さらに「今回ももちろん、気合い入れて昭弘メイクでやってきました!」と、トレードマークである太眉を再現した恒例のメイクを披露し、イベントのテンションを一気に引き上げた。続いて梅原が「最後まで楽しいトークをお送りできればと思っております。よろしくお願いします」とさわやかにあいさつし、村田は「おおー、キレイな姉ちゃんがいっぱいいるなーっ!」とシノさながらの勢いで会場を盛り上げる。田村も「鉄華団のみんな、元気ですかー?」とライドのように力強く呼びかけ、観客から大きな拍手と歓声が沸き起こった。

 この日はそれぞれのキャラクターをイメージした華やかな衣装にも注目が。田村はライドのキャラクターカラーでもあるオレンジ色に、鉄華団を象徴するような大きな花をあしらった衣装で登壇。梅原はユージンの金髪をイメージした、からし色のインナーに鉄華団のジャケットカラーである緑をさりげなく取り入れたスタイル。村田は、流星号を彷彿させるビビッドなピンクを身にまとい、キャラクターの明るさを表現。鉄華団をイメージしたコーディネートに、会場も自然と笑顔に包まれた。

 イベントではまず、劇場で新たに上映されている『ウルズハント』の話題に。村田は「主人公(ウィスタリオ・アファム)が朗らかなキャラクターで、すごく王道的にまとまっていて良かった」と感想を述べ、田村は「ガンダムで戦うことは命のやり取りをすることでもあるから、どこか人情味があったりと、鉄華団と通ずる雰囲気もあって熱くなるものがあった」と“鉄血”ならではの魂を受け継いだ作品に共鳴した。

 続いて同時上映された新作短編「幕間の楔」について梅原は「第1期と第2期の間が描かれているので、全てを知ったうえで見ると切なさがある。この時が続いたらよかったのになと、演じながらも感じた」と語り、作品への深い思い入れをにじませた。一方、たくみは「短編なのに短い時間の中に凝縮されてるなというのが率直な感想。戦闘シーンや鉄華団のかっこいい面、馬鹿だなっていう面など台本を読んだ時にも“それそれ!”と思って、完成した映像を見た時には“これこれ!”になった」と、胸熱な気持ちを語った。

 約10年ぶりに再集結しアフレコを行った際のエピソードでは、キャスト同士の仲の良さが随所ににじんだ。梅原は「同窓会みたいな雰囲気がありましたね。『あの時どうやってたっけ?』なんて話しながら和気あいあいと。でも本番が始まると皆さんバチッと決まっていて、違和感なく演じられているのが本当にすごい」と語り、懐かしさと手応えを感じていた。村田も「細谷さん(オルガ・イツカ役)が音頭を取って、寺崎さん(クーデリア・藍那・バーンスタイン役)が加わってわちゃわちゃしてるのを、河西さん(三日月・オーガス役)が半笑いで見てる…。あの空気感が変わらないなって」と笑顔で振り返った。その仲の良さは収録後の食事会にも続き、「朝まで飲んじゃいました」とのエピソードも飛び出し、この仲の良さがまさに“鉄華団”らしさを感じさせた。

 テレビシリーズ放送開始から10年という節目を迎えたことについて、梅原は「ユージン自身の未熟さは10年前は自然に出せていたけど、今は自分が経験を重ねた分、逆に難しい部分もあった」と語る。田村は「当時よりも大人の目線でライドを見てしまって、涙腺にくるようになりました。当時も泣けたけど、今回は“親のような気持ち”で見てしまって」と声を詰まらせる場面も。一方のたくみは「気合いを入れすぎて、音響監督に“声がおじいちゃんみたいだよ”って言われちゃって(笑)。若くいこうと思ったら、逆に超えちゃいました」と振り返り、会場を笑いに包んだ。

 イベントの締めくくりに、キャスト陣はそれぞれ熱いメッセージを届けた。たくみは「大きなスクリーンでお届けできるのが本当に幸せです。できれば長編もできたらいいなと思います」と今後への期待を語り、田村は「オルフェンズを大好きでいてくださる皆さんのことは、本当に鉄華団の一員だと思っています。これからも長く愛していただけたら」と感謝を込めた。村田は「10周年をこうやって祝っていただけて、新作まで作ってもらえるなんて感謝しかないです」と笑顔を見せ、最後に梅原が「放送後、細谷さんと河西さんが“続編や映画化を!”と鬼のように言っていたんですが(笑)、まさかこういう形で実現するとは。言葉にすればまた次も実現すると思うので、これからも応援をよろしくお願いします」と呼びかけ、イベントは大きな拍手の中で幕を閉じた。

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