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山田裕貴、大阪で『爆弾』撮影秘話 佐藤二朗について熱弁「最大のリスペクトをこめて」

2025/11/10 16:03

  • 映画
映画『爆弾』大阪舞台あいさつに登壇した山田裕貴 (C)呉勝浩/講談社(C)2025映画『爆弾』製作委員会

 俳優・山田裕貴が8日、大阪市内で主演映画『爆弾』(公開中)の舞台あいさつを行った。永井聡監督とともに登場し、共演の佐藤二朗についてなど、撮影秘話を語った。

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 謎の男・スズキタゴサク役の怪演が話題の佐藤二朗について、対峙する類家を演じた山田は「タゴサクには信念も哲学もなく、何かひけらかしたいわけでもない。ただ“僕はこうだ”という存在を、類家や観客の皆さんに突き付けて、ゾワゾワさせるんです。二朗さんのその芝居の幅が本当にすごくて。役の捉え方や脚本の読み方も含め、『僕もこうならなければ一流とは言えないな』と思わされました。最大のリスペクトをこめて、怖い存在でした」と熱弁した。

 また、永井監督は、衣装合わせのエピソードを披露。「類家のスーツの衣装合わせのとき、山田くんの体型が良すぎて、どんなスーツを着てもモデルみたいで(笑)。ダサいスーツを着せてもかっこよくなってしまうので大変でした」と、意外すぎる“苦労”を告白。山田は「結局ずらっと並んでいる中で、一番安いスーツが一番しっくりきたんですよね。それから撮影用に、形は一緒だけど生地は良いものを仕上げたりしています」と明かした。

 撮影で苦労した点については、山田は取調室シーンを挙げて「カメラ位置が限られる中で、僕らのお芝居をストレートに映してくださるのがうれしかった」と、類家VSタゴサクの攻防の裏側を回顧。永井監督は「カメラアングルに凝ろうと思えばいくらでもできるけど、お客さんは類家やタゴサクの表情を見たいだろうと思って。2人のシーンではは2人芝居だと思って託すことにしました。結果本当にいい芝居をしてくれて助かりました」と感謝を伝えた。

 同作は、「このミステリーがすごい!2023年版」「ミステリが読みたい 2023年版」で1位を獲得した呉勝弘氏の同名小説を実写映画化。酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された謎の中年男(佐藤)が、自らを「スズキタゴサク」と名乗り、都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告する。彼はいったい何者なのか、そして仕掛けられた“爆弾”の正体とは。警視庁捜査一課の類家(山田)が真正面から勝負を挑む。

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