俳優のパク・ソジュンとウォン・ジアンが出演する韓国ドラマ『明日はきっと』(原題:ギョンドを待ちながら)が12月7日より、Prime Videoにて独占配信される。本作は、ごく普通の家庭に育った優しくて誠実な青年イ・ギョンド(演:パク・ソジュン)と、アパレル会社を経営する裕福な家庭に生まれ、大胆で自由奔放な性格のソ・ジウ(演:ウォン・ジアン)が、20歳で出会い恋に落ち、二度の別れを経験。月日が経って30代後半になり、2人はあるスキャンダルをきっかけに、初恋の相手との運命的な再会を果たす…純愛ラブストーリー。
【全身ショット】抜群のスタイル!クールに佇むパク・ソジュン&ウォン・ジアン
今回、オリコンニュースでは、7年ぶりのラブロマンス主演となるパク・ソジュン、『イカゲーム』シーズン2出演が話題となったウォン・ジアンにインタビューを実施。役作りや共演エピソード、20歳~30代と長い時間軸での役柄を演じた上での感想などを語ってもらった。最後には、素顔が垣間見える、グルメトークも!
■“ロマンスキング”パク・ソジュン、30代半ばでの恋愛表現は「感情を以前より出しやすく」
――ギョンドとジウは二度の恋愛と別れを経て、運命的な再会を果たすところから始まります。本作への出演を通して、お2人は運命についての考え方が変わりましたか?
パク・ソジュン:「運命」とはとてもすてきな言葉であると同時に、すごく難しい言葉だとも思います。作品に携わりながら幾度も「運命はすでに決まっているのではなくて、私たちが無数の選択を繰り返して切り開いていくものではないか」と思いました。本作のギョンドとジウもそうした人物です。恋をして離れてしまい、再会して向き合う、その中で結局互いの運命になっていくような気がしました。そういうことから、本作が「運命」という言葉をよりリアルに映し出す作品だと思いました。
ウォン・ジアン:私は、「運命」は1人の人間がどうすることもできないものだと思います。しかし、本気を出せば影響は与えられると思います。本作を通して感じたのは、ギョンドとジウは、一途に心から会いたいと思い、互いを求めたと思います。だから、何度も再会を果たしたのではないかと、1人で考えたことがあります。そうした視点で本作をご覧になられると、生活をしていくうえで、共感していただける部分がきっとあると思います。
――パク・ソジュンさんは30代半ばになり、恋愛表現や役づくりにおいてどのような変化を感じていらっしゃるでしょうか?
パク・ソジュン:僕は変化というよりは少しずつ進化を遂げているような気がします。これはある種の気づきかもしれないですが、以前は台本を読んで、その中で感じたものをそのまま、できるだけ生っぽく表現しようとしました。それに対して、今はその生っぽいものももちろん分かっていますが、どの瞬間により力を入れるべきか、より分かってきた作品でした。それで演技力に少し磨きがかかってきたかもしれないなとも思います。
本作には切ないシーンもたくさんありますが、そういう感情を以前より出しやすくなりました。それが、僕が本作を通して進化できた部分ではないかと思うし、それによって表現の引き出しが増えてきた気がします。僕がこうして成長できたと思っている部分を視聴者の皆さまがどういう風に評価してくださるか気になるし、楽しみでもあります。
――ウォン・ジアンさんには“ロマンスキング”“ロマンスの王様”と言われるパク・ソジュンさんと共演していかがでしたか?
ウォン・ジアン:ソジュンさんとは、最初お会いする前はとても緊張しました。うまくやりたいというプレッシャーもありましたし。でも、いざお会いしてみると、とても優しくて気遣いのある方でした。現場で共演する時も同じでした。おかげさまでリラックスしてストーリーに集中しながら共演することができました。居心地の良い現場にしてくださったのがすごく大きくて、そういうところをぜひ見習いたいです。
■ウォン・ジアン、役作りの工夫明かす 「長い時間軸で演じること」に感謝も
――『D.P.~脱走兵追跡官~』や『イカゲーム2』と本作のジウのキャラクターはギャップがあります。ジウを演じる上で特にこだわったり特別準備したことがあれば、教えてください。
ウォン・ジアン:これまでは出番の短いキャラクターを演じることが多かったですが、今回はジウは長い時間軸で演じることができたキャラクターで、よりさまざまな姿を披露できて、とても感謝しています。最初は彼女のバックグラウンドや生い立ちが実際の自分とはギャップがあるので、理解を深めたり、工夫が必要でした。
まずルックスに関して工夫が必要で、スタイリストチームとも密に相談を重ねました。そして私にとって何より大事なのは、ギョンドとの関係を長い時間軸でどうやって表現するかでした。それは20代から30代までの18年間を、それもブランクも挟んで描かれるので、その空白を自分で補わないといけない部分もありました。ギョンドとの関係が本格的に始まる時は、どういう姿でどういう雰囲気で合わせていくべきか工夫を重ねました。
■パク・ソジュン、久々の20歳は「できるだけ自然体に」
――パク・ソジュンさんは20歳を演じるのは久々だったと思います。20歳に戻った気分はいかがでしたか?
パク・ソジュン:僕は、申し訳ない気分でした。僕が一番注意したのは、変に若いフリをしないことでした。わざとらしく見える恐れがあるので、できるだけ自然体に、自分が経験した20歳にいかに近づけるかを工夫しました。表現そのものは経験したことのある年頃ですので、難しくなかったですが、果たして20歳に見えるかは心配でした(笑)。
――ウォン・ジアンさんはその20歳のパク・ソジュンさんと共演してみていかがでしたか?
ウォン・ジアン:まず、ソジュンさんの演じる20歳のギョンドはブレない人だと思います。変わらない人です。また、20歳のギョンドは明らかに無邪気でピュアでした。それを、力まずに演じられています。2人が最初出会ったのも、恋に落ちたのも20歳ですので、そのシーンや関係に集中してみると、とてもかわいらしかったです。皆さんにもハタチのころを思い出しながら、共感していただけると思います。私も楽しく見守りながら、撮影に臨むことができました。
――ギョンドとジウの心情を実際演じてみて、共感できた部分や、演じながら新たに気づいたことを教えてください。
パク・ソジュン:僕が台本を読んだ時と自分の身に置き換えて2人の関係を考えてみると、さまざまな感情に触れたような気がしました。本当に懲り懲りだ、それでも会えてうれしい、会いたかった…ところで、年齢を少し重ねての「会いたかった」という言葉には、実にたくさんの意味が込められていると思います。「本当に会いたかった」と「君がこれまでどういう風に過ごしていたか気になっていた」「今の君の様子が気になる」など…いろんなバリエーションがあると思います。僕もそんなさまざまな感情に触れたし、だから今の2人の物語がすごく気になって、2人の人生がどんなものかなということがずっと気になって台本を読み進めたような気がします。
ウォン・ジアン:共感できたのはギョンドに対するジウの態度や関係性でした。ジウはギョンドを頼りにするし、彼に癒されるシーンも多いですが、他人に甘えたり心から頼りにすることは、実は勇気の要ることだと思います。私はいつもその勇気を出し過ぎて困るんですが、そうした部分で自分とキャラクターの重なる部分を見つけたし、そうやって共感できる部分を見つけながら演じる時も、実はいつも新鮮さを感じました。私が台本で読んだギョンドと現場で向き合ったギョンド、状況や雰囲気などがリアルに目の前に広がった時、新たな発見、新鮮さがものすごく大きいものだなと気づきながら、毎回演じたような気がします。
■パク・ソジュン&ウォン・ジアンのおすすめ韓国料理・日本料理は?
――ギョンドが独り飲みをするカットも公開されています。「韓国でおいしいものを食べたい!」という日本人にぜひおすすめしたい韓国料理と、日本に行って食べたい料理を教えてください。
パク・ソジュン:多すぎるけど…(笑)僕がよく食べに行く料理を勧めるべきか、それともこれは絶対外せないという料理を勧めるべきなのか、迷いますね。(ウォン・ジアンに)何かありますか?
ウォン・ジアン:種類が多すぎるので、好物をおすすめするのはいかがですか?
パク・ソジュン:僕は冷凍サムギョプサルが大好きです。アクセスしやすい料理ですし、たくさん食べられるし、飽きが来ないです。サムギョプサルにもいろんな種類がありますが、薄くスライスした冷凍サムギョプサルじゃないとダメですね。日本にもおいしいのがいっぱいあり過ぎて…僕は焼き鳥が大好物で、焼き鳥にハイボールをよく頂いています。
ウォン・ジアン:急に料理の話が出ると、うれしいものですね。韓国料理は種類が多すぎて、何をおすすめすればいいかしら。私はキムチが大好きで…ビビンバはご存じの方が多いと思いますが、ビビンバに細かく切ったキムチを入れて食べるのをおすすめしたいです。そして日本は大変親しみを感じる国ですが、それほどたくさん行けてはいません。それでも私がハマっているのはプリンです。元々デザートをあまり食べなかったですが、日本でプリンを一度食べて以来、デザートの世界に目覚めてしまいました。韓国のコンビニでもプリンを売ってほしいですね!プリン…食べてそのおいしさにビックリして、日本に行くと毎食の締めに必ず頂くほどです。
パク・ソジュン、7年ぶりロマンスでの恋愛表現「引き出しが増えてきた」 ウォン・ジアンは共演に緊張も「かわいらしかった」【韓国ドラマ『明日はきっと』インタビュー】
2025/11/25 18:05
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