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【“話が違う”で離職】ITエンジニアの7割以上が“入社後ギャップ”を経験

2025/10/20 10:00

  • 株式会社キッカケクリエイション
  • 調査・アンケート
退職理由1位は「給与が市場価値以下」

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108838/202510177322/_prw_PT1fl_fRa24xkc.png

 株式会社キッカケクリエイション (本社:東京都渋谷区、代表取締役:川島 我生斗)は、ITエンジニアからの退職を経験したことがある方438名を対象に、ITエンジニアの退職決意の瞬間に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510177322-O1-26t95CL0

01|ITエンジニアから退職を決意した瞬間、第1位「給与が市場価値より低いと知った瞬間」第2位「技術改善がされることはないと悟った瞬間」

02|7割以上が、退職元の勤務先について「入社前後でギャップがあった」と回答

03|入社後のギャップを防ぐために転職先企業から提供してほしい情報・機会は、「実際のコードやリポジトリをサンプルで確認できる」が43.0%

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108838/202510177322/_prw_PT2fl_I9H68DlD.png

■調査概要

調査名称:ITエンジニアの退職決意の瞬間に関する実態調査

調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

調査期間:2025年7月24日〜同年7月25日

有効回答:ITエンジニアからの退職を経験したことがある方438名

 

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108838/202510177322/_prw_PT3fl_g56rj890.png

 

■ITエンジニアから退職を決意した瞬間、第1位「給与が市場価値より低いと知った瞬間」

 「Q1.ITエンジニアから退職を決意した瞬間を教えてください。(複数回答)」(n=438)と質問したところ、「給与が市場価値より低いと知った瞬間」が40.2%、「技術改善がされることはないと悟った瞬間」が31.1%、「エンジニアを軽視する発言をされた瞬間」が27.9%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510177322-O2-u1z25xdN

・給与が市場価値より低いと知った瞬間:40.2%

・技術改善がされることはないと悟った瞬間:31.1%

・エンジニアを軽視する発言をされた瞬間:27.9%

・緊急時の対応が限界だと感じた瞬間:24.0%

・マネジメント転向を迫られた瞬間:22.8%

・他社との待遇差に愕然とした瞬間:22.8%

・リモート廃止を告げられた瞬間:16.2%

・他社の技術力の高さを知った瞬間:12.8%

・その他:11.9%

・特にない:8.9%

・わからない/答えられない:1.8%

 

 

■「人間関係」や「役割を軽視されている」などの瞬間も

 Q1で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q2.Q1で回答した以外に、退職を決意した瞬間があれば教えてください。(自由回答)」(n=291)と質問したところ、「人間関係」や「役割を軽視されている」など261の回答を得ることができました。

 

<自由回答・一部抜粋>

人間関係。

技術のキャッチアップが難しいと思った。

業績悪化。

業務時間や休暇の融通が利かず、業務量やスキルの割りに所得が上がらない。

あまり評価されていないと感じた時。

何でもかんでも任されてつらかった。

新しい技術分野にかけてみたくなったから。

役割を軽視されている。

 

■半数以上が1年位内に転職を検討

「Q3.あなたは、入社してどのくらいでITエンジニアからの退職を検討し始めましたか。」(n=438)と質問したところ、「3年以上」が26.9%、「1~3か月」が14.8%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510177322-O3-MF3sGhE4

・1か月未満:4.3%

・1~3か月:14.8%

・4~6か月:14.6%

・7~11か月:10.0%

・1年:13.0%

・2年:8.2%

・3年以上:26.9%

・わからない/答えられない:8.2%

 

■退職決意後の行動、「転職サイトに登録をした」や「転職エージェントに相談した」が上位

 Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.退職を決意したその後の行動を教えてください。」(n=402)と質問したところ、「転職サイトに登録をした」が39.9%、「転職エージェントに相談した」が32.3%、「社内で先輩や同僚に相談した」が16.9%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510177322-O4-Xlrjg1K7

・転職サイトに登録をした:39.9%

・転職エージェントに相談した:32.3%

・社内で先輩や同僚に相談した:16.9%

・何もせず様子見した:8.0%

・その他:1.7%

 ー家族に相談した

 ー社外の知り合いに相談した

 ー他部署に異動願いを出した

 ー求人チェックし、直接応募

 ー知人に相談した

 ー派遣先で知り合ったエンジニアのつてで転職

 ー転職した

・わからない/答えられない:1.2%

 

 

■理想的な職場、「リモート・フレックスなど柔軟な働き方ができる職場」が43.2%

 「Q5.あなたにとっての理想的な職場とはどのような職場ですか。(上位3つまで)」(n=438)と質問したところ、「リモート・フレックスなど柔軟な働き方ができる職場」が43.2%、「スキルアップや研修支援が充実している職場」が30.1%、「コード品質を重視する文化がある職場」が27.9%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510177322-O5-72Qn5358

・リモート・フレックスなど柔軟な働き方ができる職場:43.2%

・スキルアップや研修支援が充実している職場:30.1%

・コード品質を重視する文化がある職場:27.9%

・最新技術・ツールを積極導入している職場:24.7%

・チームのコミュニケーションが円滑な職場:24.0%

・ナレッジシェアが活発な職場:22.4%

・自社サービス開発に裁量を持てる職場:17.6%

・セキュリティ・インフラ運用が整備されている職場:12.6%

・開発からリリースまで一貫して関われる職場:10.0%

・その他:4.8%

・特にない:3.0%

・わからない/答えられない:1.6%

 

■「最新のツール導入や技術取得にむけて、互いに向上しあえる職場」や「上司に知識があること、合理的に判断してくれること」などの理想も

 Q5で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に理想的だと感じる職場があれば自由に教えてください。(自由回答)」(n=418)と質問したところ、「最新のツール導入や技術取得にむけて、互いに向上しあえる職場」や「上司に知識があること、合理的に判断してくれること」など255の回答を得ることができました。

 

<自由回答・一部抜粋>

自分のやりたい仕事を率先して実施できるのがいい。

周りの意見や考えを真摯に聞き入れてくれる職場だと良いと思います。

自由かつ、しっかりマネージメントされる。

意見が活発であり、緊急案件が少ない。

福利厚生が充実している社員のことを考えた会社造りに努めている。

最新のツール導入や技術取得にむけて、互いに向上しあえる職場。

上司に知識があること、合理的に判断してくれること。

 

■今後、ITエンジニアとして転職活動をする際に最も重視する情報は、「エンジニアの評価制度と昇進基準」が17.4%

 「Q7.今後、ITエンジニアとして転職活動をするとして、最も重視する情報を教えてください。」(n=438)と質問したところ、「エンジニアの評価制度と昇進基準」が17.3%、「エンジニアの平均残業時間と働き方」が17.1%、「コードレビューの文化と品質基準」が10.3%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510177322-O6-vXCd9h9D

・エンジニアの評価制度と昇進基準:17.3%

・エンジニアの平均残業時間と働き方:17.1%

・コードレビューの文化と品質基準:10.3%

・開発チームの雰囲気と人間関係:10.0%

・技術的な意思決定の進め方:9.6%

・リモートワークの実態と制限:9.6%

・障害対応の頻度と体制:7.1%

・実際の技術スタックとアーキテクチャ:6.6%

・技術研修や勉強会の支援制度:3.0%

・ITエンジニアとして転職活動をすることはない:2.3%

・その他:1.6%

・特にない:2.1%

・わからない/答えられない:3.4%

 

■7割以上が、退職元の勤務先について「入社前後でギャップがあった」と回答

 「Q8.退職した元のお勤め先について、入社前と入社後でギャップはありましたか。」(n=438)と質問したところ、「非常にあった」が27.4%、「ややあった」が47.5%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510177322-O7-wF1C2TTk

・非常にあった:27.4%

・ややあった:47.5%

・あまりなかった:18.5%

・全くなかった:2.3%

・わからない/答えられない:4.3%

 

■約半数が、「残業時間が想定より多かった」点においてギャップを実感

 Q8で「非常にあった」「ややあった」と回答した方に、「Q9.どのような点でギャップがありましたか?(複数回答)」(n=328)と質問したところ、「残業時間が想定より多かった」が45.7%、「ドキュメントが全く整備されていなかった」が41.2%、「オンコール対応の頻度が聞いていたより多かった」が31.7%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510177322-O8-lZq51cBH

・残業時間が想定より多かった:45.7%

・ドキュメントが全く整備されていなかった:41.2%

・オンコール対応の頻度が聞いていたより多かった:31.7%

・チームの雰囲気が合わなかった:29.6%

・評価制度が不透明だった:26.5%

・裁量権が思ったより少なかった:26.2%

・技術スタックが聞いていたものと違った:24.7%

・リモートワークの制限が厳しかった:9.8%

・その他:1.2%

・わからない/答えられない:1.8%

 

■入社後のギャップを防ぐために転職先企業から提供してほしい情報・機会は、「実際のコードやリポジトリをサンプルで確認できる」が43.0%

 Q8で「非常にあった」「ややあった」と回答した方に、「Q10.入社前の期待と入社後のギャップを防ぐためにあなたが転職先企業から提供してほしい情報や機会を教えてください。(複数回答)」(n=328)と質問したところ、「実際のコードやリポジトリをサンプルで確認できる」が43.0%、「1日体験入社ができる」が36.6%、「技術スタックと開発環境の詳細が開示されている」が35.7%という回答となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510177322-O9-c87DNt91

・実際のコードやリポジトリをサンプルで確認できる:43.0%

・1日体験入社ができる:36.6%

・技術スタックと開発環境の詳細が開示されている:35.7%

・評価制度・昇給テーブルが事前に開示されている:29.0%

・実際の残業時間データが開示されている:29.0%

・現場エンジニアとのカジュアル面談ができる:27.7%

・エンジニアの1日のスケジュール例が見られる:26.8%

・退職率や平均在籍期間が開示されている:19.8%

・技術ブログや勉強会の様子が公開されている:18.3%

・その他:0.6%

・特にない:1.5%

・わからない/答えられない:2.4%

 

■まとめ

 今回は、ITエンジニアからの退職を経験したことがある方438名を対象に、ITエンジニアの退職決意の瞬間に関する実態調査を実施しました。

 

 まず、ITエンジニアが退職を決意した瞬間について調査したところ、「給与が市場価値より低いと知った瞬間」が40.2%で最多となり、「技術改善がされることはないと悟った瞬間」が31.1%、「エンジニアを軽視する発言をされた瞬間」が27.9%と続きました。退職検討のタイミングについては、入社後「1年以内」が56.7%、入社後「3年以上」が26.9%という結果になり、早期に退職検討を始める層が多く存在することが分かりました。 また、理想的な職場については、「リモート・フレックスなど柔軟な働き方ができる職場」(43.2%)、転職活動で最も重視する情報は「エンジニアの評価制度と昇進基準」(17.3%)が最多となっています。最後に、7割以上が、退職元の勤務先について「入社前後でギャップがあった」と回答しており、「残業時間が想定より多かった」や「ドキュメントが全く整備されていなかった」などの点で特にギャップを感じていたことが判明しました。

 

 今回の調査では、ITエンジニアの離職問題が深刻化する中、給与の市場価値とのギャップや技術環境への不満、職場での価値観の相違が退職の主要因となっていることが明らかになりました。特に多くのエンジニアが入社前後でギャップを経験している実態は、IT人材不足が深刻化する現代において、企業の人材定着戦略に大きな課題を提起しています。エンジニアが求める透明性の高い情報開示や体験機会の提供を通じて、転職時のミスマッチを防ぐことが、優秀な人材の確保と定着において不可欠でしょう。

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108838/202510177322/_prw_PT4fl_s38Q3hZ6.png

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510177322-O10-84793JF5

 

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【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510177322-O10-84793JF5

 

■会社概要

会社名 :株式会社キッカケクリエイション

設立  :2020年3月26日

代表者 :代表取締役 川島 我生斗

所在地 :東京都渋谷区桜丘町22番14号 N.E.Sビル N棟3階

事業内容:ITキャリア支援事業、IT転職映像メディア、ITライフスタイルメディア

URL  :https://kikkakecreation.com/

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