2025年11月25日
中学生・高校生向けの探究学習プログラム実施について ~北海道オホーツクの農作物の持続可能な航空燃料(SAF)の原料への活用を考える~
ENEOS株式会社(以下、ENEOS)、東京農業大学および名鉄観光サービス株式会社(以下、名鉄観光サービス)は、過日、恵泉女学園中学・高等学校、昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校、東京都立園芸高等学校および東京農業大学第一高等学校・中等部(50音順)の4校の生徒計29名を対象に、北海道にて持続可能な航空燃料(以下、SAF:Sustainable Aviation Fuel (通称:サフ))をテーマとした探究学習プログラム(以下、本プログラム(※))を実施しましたので、お知らせいたします。
探究学習とは、文部科学省において探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標としています。
東京農業大学北海道オホーツクキャンパスが位置する北海道オホーツクは、日本で高い食料自給率を誇ります。本プログラムでは、世界的な脱炭素化の動きに注目し、特に、食品廃棄物や農業廃棄物などのバイオマスを原料とするSAFについて、生徒は北海道オホーツクの農業や農作物を学びながら、これらをSAFの原料として活用できるのか考えました。
また、2025年8月25日から28日の北海道オホーツクでの現地研修に先立ち、生徒はENEOSによる事前授業を受け、SAFについて学習しました。現地研修では、「オホーツクおよび現地の農業について知る」、「農業とバイオ燃料原料の関係を知る」、「航空業界から見たバイオジェット燃料について知る」というテーマのもと、生徒は参加校の枠を超えてグループを編成し、実際に農家や企業を訪問し、現地での体験や、農家、企業の方々との交流を通して、理解を深めました。
現地研修後、生徒はグループごとに、上記テーマについてENEOSに対してプレゼンテーションを行いました。生徒からは、北海道の気候、社会問題、SAFの政策動向や食との競合を考慮したうえで、SAFの原料として、魚のあらや内臓、甜菜(ビート)、スイートコーン、サツマイモ、米、家庭から出る廃食油、ヒマワリの活用等が提案されました。
ENEOS、東京農業大学、名鉄観光サービスは、今後もSAFの啓発・普及をはじめとする温室効果ガスの排出量の削減に取り組み、持続可能な社会の実現に向け貢献してまいります。
※本プログラムは、ENEOS、東京農業大学、名鉄観光サービスで企画を行い、名鉄観光サービスにて運営を実施しました
※ENEOSは、2024年度に採択された、「バイオ燃料活用における事業化促進支援事業(令和6年度東京都助成事業)」の一環として、本プログラムを企画・実行しました
【生徒によるプレゼンテーション終了後の様子】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202511249699-O1-bLQee140】
<本件に関するお問い合わせ先(報道機関の方)>
ENEOS株式会社 広報部メディアリレーショングループ Email: pr@eneos.com
東京農業大学 学長室 企画広報課 TEL: 03-5477-2650 / FAX: 03-5477-2804 / Email: info@nodai.ac.jp
以 上
