古関裕而の思い出...『再び』 おいの隆太郎さん「青春館」訪問
NHK朝ドラ「エール」のモデルとなった福島市出身の作曲家古関裕而のおいの古関隆太郎さん(74)=茨城県阿見町=は10日、同市大町にある「古関裕而まちなか青春館」を訪れ、古関裕而にまつわる展示を見学した。
隆太郎さんは古関と5歳違いの弟の故弘之(ひろし)さんの長男。弘之さんは戦前に東京で就職したが、終戦前に福島市に戻り県職員となった。退職後に再度上京してデザイン会社に就職し、晩年は茨城県で暮らした。
隆太郎さんは福島市生まれ。市内の小中学校を経て父の転勤に伴う引っ越しで会津高に入り青山学院大進学のため上京。その後は長くファッション関連会社で働き、現在は茨城県で暮らしている。伯父の古関裕而とは幼少期や上京後も顔を合わせてきた。
隆太郎さんは「エール」を楽しんで見ており、「古関裕而をもっと広く知ってほしい」と願っている。一方、劇中で主人公裕一(窪田正孝さん)とその弟浩二(佐久本宝さん)が対立した点については「実際はとても仲の良い兄弟でした」と笑いながら語った。
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