『ユージック』響く!古関音楽フェス 早慶応援団OBなど参加

 
「古関メロディー」を響かせた出演団体

 NHK朝ドラ「エール」のモデルとなった福島市出身の作曲家古関裕而の楽曲などを楽しむイベント「ふくしまユージックフェス2020」が18日、福島市の街なか広場で開かれ、古関の功績や音楽の街・福島の魅力を発信した。「エール」で主人公の弟・浩二役の俳優佐久本宝さんも出演した。市と福島商工会議所青年部の主催。

 甲子園球場をイメージしたステージで、「栄冠は君に輝く」などの古関メロディーをテーマに地元の音楽団体が演奏を披露。古関が応援歌を作曲した早稲田大と慶応大の応援部OBも登場し、イベントを繰り広げた。本県在住のアーティスト「山猿」さんも歌を披露した。

 佐久本さんはステージで軽快なトークを繰り広げたほか、出身地の沖縄県にちなみ、三線(さんしん)で沖縄民謡を披露した。古関の妻金子(きんこ)の出身地、愛知県豊橋市の豊橋商工会議所青年部メンバーも駆け付けて会場を盛り上げた。福島商議所青年部の渡辺啓道会長は「互いにエールを送り合う温かい街にしたい。イベントも継続したい」と語った。