がん、見えるまで長い時間

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 現在、日本人の2人に1人は一生のうちに何らかの「がん」になります。がんは全ての人に起こり得る身近な病気です。

 食生活や飲酒・喫煙、感染症、放射線など、がんの原因はさまざまなものがありますが、実は健康な人でも私たちの身体の中では毎日数千個ものがん細胞が発生しているといわれています。ほとんどは免疫システムの働きで駆除されるのですが、それから逃れることを覚えた細胞は生き残り、徐々に分裂を繰り返して大きくなっていきます。ほとんどのがんは最初に発生してから目に見えるくらいの大きさになるまでに「年」の単位の時間がかかるのです。

 病院での検査で診断されるような大きさのがんは、ある日突然私たちの身体の中に現れたわけではなく、検査や目には見えないけれども、場合によってはその10年以上も前から身体の中に存在していたのです。

 検査や目で見つけられるようになって初めて早期がんと認識され、その後もっと病状が進むと進行がんと呼ばれるようになります。この検査で見えるようになってから、早期がんの間にがんを見つけようとするのが、がん検診です。