古来、中国では人生を季節に例えた。作家の五木寛之さんがエッセーでたびたび紹介している。それは「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」だ。白秋を人生の折り返し地点とすると「玄冬なのに青春のような生き方をするのは無理」と五木さんはつづる ▼一方、玄冬は悪いことばかりではないという。人生の思い出の引き出しを開く余裕ができ、自分の来し方行く末をゆったりと考えることができるようになる。五木さんは「孤独を楽しむ...
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