ミヒャエル・エンデの代表作「はてしない物語」は風変わりな店主のいる、薄暗い古書店から始まる。全身びしょぬれの少年がこの店に飛び込んだのは雨からではなく、彼をいじめる同級生から逃れようとしてのことだった ▼そこで見つけたのは、この小説と同じ題の本。つらい現実から逃れようとするかのように、少年は本の世界に入り込んでいく。物語の世界のなかの危機を救い、その物語に取り込まれそうになるが、何とか現実に...
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