かつてはどこに住んでいても、足腰の弱った高齢者でも歩いて行ける距離に日用雑貨や野菜、魚などを扱う「よろず屋」があった。顔見知りばかりで、店主と買い物客らの立ち話が弾む。それが当たり前だった ▼地域のよりどころであり、集落に通じる目印にもなっていた。人口が減るにつれ店は姿を消し、スーパーやドラッグストアに取って代わった。ただ、高齢者が気軽に足を向ける距離とは言えなくなった。寒冷地だと、冬場は雪...
この記事は会員専用記事です
残り308文字(全文508文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。