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【5】移住と就農、縁が決め手 ななくさ農園代表・関元弘

2024/04/12 08:30

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妻奈央子(右)と2006年10月に開園した「ななくさ農園」。農園名には「地域密着型の農と暮らしでありたい」との願いを込め、行政区名の「戸沢7区」から名付けた

 農業の道を志し、33歳で農林水産省を退職した私がまず向かったのは、二本松市東和地区ではなく、埼玉県深谷市の滝沢酒造という小さな酒蔵だった。以前から酒造りにも興味があったからだ。農閑期の稼ぎになるような手に職を付けようと、そこで2年半修業しつつ、就農に向けた準備を進めた。入江を見下ろすミカン畑が広がるような地域への憧れはあった。それでも「ご縁が決め手」と思い、東和への移住と就農を決心し、妻奈央子と...

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