雪の歩道に小さな手袋が片方、落ちていた。もらった時には、さぞ喜んだのではないか。手は冷たくないか。♪かあさんが夜なべをして~。思わず口ずさんだ ▼「かあさんの歌」が作られたのは1956年で、60年代に広く歌われるようになったという。農村育ちの若者が大勢、都会へと旅立った時代だ。自身の古里の情景と重ね合わせて心を揺さぶられた人もいただろう ▼高度経済成長の後は子ども心に手編みより、サラリーマ...
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