150年前に来日したドイツのエドムント・ナウマンは、列島を東西に分ける裂け目「フォッサマグナ」を発見した学者だ。日本全体の地質を明らかにするためなら、人から嫌われようがお構いなしだった節がある ▼迅速な調査のためだったのだろう。東京大の教授時代には自分だけかごに乗り、学生たちを置き去りにするなどして後々まで酷評された。ただ成果は上げた。帰国までの10年間に超人的な早さで列島調査を成し遂げ、日...
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