昨年、奥会津を訪ねたとき、カメムシの多さに閉口した。建物の壁が変色しているかのように密集し、トンボさながら目の前を縦横に飛び交っていた。宿には、ペットボトルを細工した捕獲器が置かれていた ▼カメムシが大量発生すると、その冬は大雪になる―。会津に残る言い伝えに科学的根拠があるかどうかはともかく、昔からの経験則が生きているのだろう。今冬に限れば、それが当たってしまった ▼記録的な大雪で交通網が寸断され...
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