県は、いわき市と郡山市を結ぶJR磐越東線の魅力を発信する「ふくしま鉄道博」を11月29、30の両日に小野町で開催する。鉄道を生かした地域活性化策の発表会やジオラマ製作ワークショップなど住民参加型のイベントを展開し、「マイレール意識」の醸成を促す。いわき市で27日に開かれた磐越東線活性化対策協議会で示した。
磐越東線の中間地点となる小野新町駅があり、同駅が今月21日に開業110周年の節目を迎えたことから、小野町を開催地に選んだ。町が実施する記念事業とも連携させる考え。
県は昨冬、全線開通90周年を迎えた水郡線の沿線で鉄道博を開催。住民による利活用策のアイデア発表会などで一定の成果があったことから、磐越東線での鉄道博の開催を決めた。2026年度以降、磐越西線などへの展開も検討しているという。