会津若松市や美術関係者、漆器関係者、商店街関係者などでつくる「あいづまちなかアートプロジェクト実行委員会」は11日、同市中町の野口英世青春広場にアートセンターを開所する。
広場内にある複合施設「Dr.野口館」の一部スペースを借り、本年度事業として企画した。計画では11月ごろまで開所し、各種イベントを開催していく考えだ。アート関連イベントを通じて交流するなどして、アートにいつでも触れられる場所を目指す。
オープン初日は「路上観察おもしろゲーム」と題したオープニングイベントを開く。会津美術協会の馬場泰会長が講師となり、市街地で面白いものを見つけてスマートフォンで写真を撮影したり、スケッチしたりする。このほか「折り紙で作る七夕飾りワークショップ」をはじめ、市が収蔵する作品の中から実際に見たいものを投票してもらう「あなたが選ぶ作品展」なども展開する予定だ。
事務局を担う市教委文化スポーツ課は「アートセンターを拠点とし、豊かな地域づくりにつながるよう目指していく」としている。問い合わせは事務局(電話0242・39・1305)へ。