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福島大サッカー部を企業が応援 13社がスポンサーに

2025/08/07 08:30

新ユニホームを披露する部員とスポンサー企業の関係者

 福島大サッカー部は、福島市内を中心とする企業13社とスポンサー契約を結んだ。遠征や練習場所の確保にかかる活動費の捻出に苦労していた部員らが企業に掛け合い、企業側は地元のチームを応援しようと、学生の声に応えた。関係者が6日、同大で記者会見し、協賛企業名を盛り込んだ新ユニホームを発表した。

 同部には1~4年生24人が所属。大学から支給される年10万円の活動資金では賄えず、遠征の交通費や宿泊費、雨や雪でグラウンドが使えなくなった際の練習場所の確保などにかかる費用は部員が自腹で払っている。状況を改善しようと、部員たちが昨秋ごろから市内の企業を訪問し、協力を呼びかけた。

 スポンサー契約は1年で、各社の契約金は5万~50万円、13社の総額は175万円。安斎陽紀主将(行政政策学類4年)は会見で「地域に根ざした大学の役割を果たしていきたい。応援してよかったと思えるチームになるよう努力する」と決意を示した。

 スポンサー企業の佐藤工業の八巻恵一社長は「地元の大学に通う学生のために少しでも役に立つことができればと考えた」と話した。

 スポンサー企業=北芝電機、佐藤工業、福島西交通、菊田工務店、ネッツトヨタ福島、東北コピー販売、福島建機、カンノルーフ工業、鍼灸接骨・とうばい治療院、ファンギミックス、リンペイ、福島ヤクルト販売、ジョブサーカス

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