バレーボール「SVリーグ」女子のデンソーエアリービーズは10日、郡山市の宝来屋ボンズアリーナで夏合宿を開始した。14日まで。選手らは10月のシーズン開幕に向け汗を流している。
初日は体幹などを鍛える身体のトレーニングや11~13日にかけて行う群馬グリーンウイングスとの練習試合に備えた実戦形式の練習に取り組んだ。辻健志監督は「ゲームを通して練習していた成果を見る合宿にしたい」と話した。
昨季に引き続き、今季も初のリーグ優勝を目標に戦う。辻監督は「今季は誰が出ても試合ができる形ができつつある。戦力をフルで活用できるようにしたい」と意気込んだ。
11、12日、群馬と練習試合
11、12の両日に同アリーナで行われる群馬との練習試合は一般公開される。入場無料。試合開始は11日が午後3時から、12日は未定。
現役復帰の中元「勝利届けたい」
デンソーのアウトサイドヒッター中元南は昨年5月に引退したが、「後悔したくない」と今季から古巣に現役復帰した。中元は「新しい中元南としてチームやファンに勝利を届けたい」と決意を新たにした。
中元は2016年から8年間デンソーに在籍。攻守に力を発揮し、主将も務める中心人物だった。「力を出し切った」と引退を決めるも、「まだやりきれていない。もやもやを残すと後悔する」との思いが日に日に増し、復帰を決断した。
復帰当初は「しんどかった」という練習も徐々に慣れてきた。「攻撃面での足りない部分を引き上げ、若い選手を支えられるようになりたい」と話した。
今季入団したセッター山崎のの花も昨年一度現役を退き、ピラティスインストラクターを経て現役復帰した。辻健志監督は「復帰した選手の経験が力になる」と2人に期待を寄せた。