合唱の第92回NHK全国学校音楽コンクール東北ブロックコンクール最終日は14日、宮城県の名取市文化会館で小学校、高校の各部が行われた。福島県代表は高校の部で安積黎明、郡山がいずれも金賞を受賞し、全国コンクールへの出場を決めた。安積黎明は3年ぶり、郡山は2年ぶりの全国大会となる。
高校の部には東北6県から本県の3校を含む14校・団体が出場。それぞれ課題曲の「惑星そぞろ」と自由曲を披露した。
安積黎明は自由曲で「混声合唱とピアノのための『宇宙天』から少年時」を歌い、混声としては初めて全国の舞台を射止めた。部長の紅林愛美さん(3年)は「心から楽しんで歌えた。目指してきた明るい声を会場に届けることができた」と充実感をにじませた。
郡山は「帰郷―混声合唱とピアノのための」を自由曲に選び、情感が込もったハーモニーを響かせた。部長の岩崎友香さん(3年)は「練習の成果が形になって感無量。もっと歌詞を読み込んで、聴衆の心を揺さぶるような演奏を目指したい」と全国への意気込みを語った。
このほか会津は銀賞だった。小学校の部には14校・団体が出場し、課題曲「あおい天使」などを歌った。本県の柴宮は銀賞、薫は銅賞だった。
全国コンクール高校の部は10月11日、東京都のNHKホールで行われる。