ワイン事業で復興に取り組んでいる富岡町のワイン醸造所「とみおかワイナリー」は、JR富岡駅東側に広がるブドウ畑で収穫作業を進めている。13日はボランティアも加わり、実りの喜びを分かち合った。
全町避難中の2016年から町民有志がブドウ栽培を始め、現在は同駅東側などでブドウ約1万6000本を栽培している。5月に同ワイナリーを正式開所させ、自前の醸造整備としては初の醸造作業を進めている。
今年のブドウは品質が良く、これから収穫の最盛期を迎える。参加した同町の男性は「復興には浜通り産の食や酒も重要になってくる。富岡駅周辺のにぎわい創出にもつながっている」と同ワイナリーに期待を寄せた。
今後も収穫ボランティアを募っている。参加希望者は同ワイナリー(電子メール info@tomioka‐wine.com)に申し込む。