伊達市保原町で屋根工事や住宅建築などを手がけるカノウヤの樋口静克社長(63)は、屋根の修繕工事に関する詐欺が多発しているとして、悪質な訪問業者などへの注意を呼びかけるステッカーを作製した。樋口社長は「お客さんを守りたいという一心で作った。一件でも被害を食い止められれば」と話す。
屋根を修理する必要がないのに修理を勧め、多額の費用で契約を結ばせる悪質業者が後を絶たないことから、同社が点検などを行った利用客向けにステッカーを作製した。ステッカーには「屋根の訪問営業お断り」「我家の屋根は点検済!」など記されており、住民への注意喚起を目指した。
樋口社長は「悪質業者などは屋根を自ら壊し、その写真を見せたりして不安をあおって高額な修理工事の契約を結ばせることが多いとされる。安易に屋根に上がらせない、点検をさせないことが大事」と話している。問い合わせは同社(電話024・575・2308)へ。