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従業員が現金窃盗、老人ホーム受け入れ停止処分 若松

2025/09/18 09:50

 会津若松市の西陽が運営する有料老人ホーム「プラセール日新」で従業員が入所者の現金を盗んだことが虐待に当たるなどとして、県は17日、介護保険法に基づいて新規利用者の受け入れ停止1カ月の行政処分を行った。処分期間は18日~10月17日。

 県によると、同事業所で昨年10月以降、従業員2人が計4人の居室から1人につき数千~数万円の現金を盗んだという。利用者からの被害報告を受け、事業者は県警に相談。県警が対応した。事業者は被害者に全額返金し、6月16日に県へ報告した。従業員が入所者から現金を盗んだことが経済的虐待になるとして人格尊重義務違反、6月以前に従業員による窃盗の疑いを認識しながら県への報告が遅れたことが、関係法令違反に当たるという。

 同施設は福島民友新聞社の取材に対し「コメントすることはない」としている。

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