鳥取県立境港総合技術高(境港市)の生徒が20日、船の航行の障害になる海藻「アカモク」を活用したうどん作りに挑戦した。1年生25人がアカモクを生地に練り込み、のどごしの良いうどんに仕上げた。
アカモクは長く伸びて群生し、スクリューに絡まるなどする海の「厄介者」。境港市によるとぬめり成分のフコイダンを含んでおり、通常のうどん作りに必要な塩水を使わずにコシのある麺を作ることができる。
参加した生徒は市の担当者から低塩が高血圧予防に役立つといった話を聞き、製麺会社の指導でうどん作りに挑戦。完成品を試食し「おいしかった」と笑顔を見せた。