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青森に新観光施設「ミチル種差」 目の前に太平洋、一戸建て3棟

2025/05/27 12:03

 レストランや宿泊棟を備えた複合観光施設「ミチル種差」=27日午前、青森県八戸市

 青森県八戸市の景勝地・種差海岸に、レストランや宿泊棟を備えた複合観光施設「ミチル種差」が27日開業した。一戸建ての客室が3棟あり、地域の食材にこだわったコース料理などを提供。訪れた人々の交流と滞在の拠点となることを目指す。

 施設はJR八戸線の種差海岸駅から徒歩約2分の海沿いに位置し、目の前に天然の芝生と太平洋が広がる。レストランでは青森や岩手の食材を使ったフレンチやイタリアンが提供される。客室にはテラスが設置され、夏はバーベキューが楽しめる。お土産を扱うセレクトショップもある。

 青森県弘前市から来た会社員五十嵐耀一さん(27)は「開放感があり、風が心地いい。芝生でジェラートを食べたい」と笑顔を見せた。

 デーリー東北新聞社(八戸市)の創刊80周年記念事業の一環。同社の荒瀬潔会長は「地域の人々に愛され、未来の観光の形にも対応できる施設を目指した。人と自然が調和したこの場所を体験してもらいたい」と話した。

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