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万博契機に誘客しよう!各県躍起 パビリオン来場者に魅力をPR

2025/06/04 17:11

 「関西パビリオン」に設けられた福井県のブース=2日、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博を誘客の契機にしようと、近畿圏外の地方自治体が躍起になっている。パビリオンに出展し魅力をPRした上で、交通アクセス料金の割引や万博との連動企画を実施。世界中から訪れる来場者に足を延ばしてもらう狙いだ。

 万博会場には、海外の参加国や国内企業の展示館に交じって「関西パビリオン」がある。近畿を中心とした9府県がブースを設けて、特産品や名所を紹介している。

 この中で、万博を「世界中の人がわざわざ鳥取を見に来てくれる今までにない機会」と位置付けるのが、鳥取県の平井伸治知事。砂の展示が似ていると話題になれば参加国との「同盟」を次々に締結するなど、話題づくりにいそしむ。

 福井県は「恐竜王国」の資源を活用。恐竜の仮想現実(VR)映像や、化石発掘の疑似体験を楽しめるゾーンを出展している。杉本達治知事は「非常に人気がある」と自信をのぞかせる。

 愛媛県が8月に出展するブースでは、かんきつのジュースが出てくる蛇口の設置や、アロマを使った癒やし空間の創出を想定している。県は今後、交通費や宿泊費を割り引くクーポンでアピールの機をうかがう。

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