農林水産省は8日、小泉進次郎農相が9~11日の日程で韓国に出張し、韓国の趙顕外相と会談すると発表した。韓国は東京電力福島第1原発事故を受けて一部の日本産水産物の輸入を停止しており、再開を求める。7年ぶりの日中韓農相会合も開き、家畜伝染病などへの対応を議論。新型コロナウイルス禍で空白期間が生じた協力関係の再構築を図る。
趙氏との会談は11日にソウルで行う。宋美玲農林畜産食品相とも会う。小泉氏は8日の閣議後記者会見で「両国間の貿易上の課題について、一日も早く解決できるように働きかけをしたい」と強調した。
韓国の輸入停止の対象は、青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の8県の水産物。