日本高速道路保有・債務返済機構は8日、2024年度決算を発表した。高速道路の建設に充てた借金の残高は、前年度から6980億円減の24兆4224億円(24年度末時点)。高速道路各社が機構に支払った貸付料による収入は2兆21億円で、前年度と比べ520億円増えた。
貸付料収入は、各社の交通量、料金収入の増加に伴って増えた。機構は各社が建設した道路と借金を引き継ぎ、貸付料で借金を返済している。担当者は「返済は着実に進んでいる」としている。
同機構が保有する114路線のうち、料金収入が管理費を下回り赤字となったのは、前年度に続き青森県の百石道路だけだった。