財務省が11日発表した2025年度上半期(4~9月)の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示した経常収支は前年同期比14・1%増の17兆5128億円の黒字で年度の半期ベースで過去最大となった。輸出から輸入を差し引いた貿易収支が、輸入額の大幅縮小で黒字転換したことが寄与した。
輸出は0・6%増の52兆6556億円、輸入は3・8%減の52兆6062億円となり、貿易収支は494億円の黒字だった。
同時に発表した9月単月の経常収支は4兆4833億円の黒字で、8カ月連続の黒字となった。
